堕天使

私はずっと探していた
私だけを救ってくれる神様を

心を見透かしてほしかった
御言葉を授けて道を示してほしかった

私は天使の翼をもがれた
私は崇拝者だった、狂信者だった!

私は神によって救われ、神による絞首刑で死に、私のすべてを神に捧げる

はずだったのに

は ず だ っ た の に !

こんにちは、ザクザク食感です。

今、たしかに光が見えた
視界が広がっただけ上に向かって進んでいたら、ついに太陽が見える場所に来てしまった!
この世の一番高いところにいるのは、なんと……神様じゃなかった……!

まぶしい!何も見えない!
目が焼けていくと同時に、僕が高い場所を目指し続けていた意味を理解した
ここから落ちるためだったんだ!
僕はずっと飛んでみたかったんだ!

僕に翼がなくて本当によかった

それでは、さようなら。


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